【中国食品薬品検定研究院発表】2023年2月7日 中検院による化粧品フォーラム開催

2023年2月7日、化粧品と新原料の登録・登記行政担当者との交流を図るため、北京で化粧品フォーラムが開催されました。

当該フォーラムには、国家薬品監督管理局(NMPA)化粧品部門、中国香料香精化粧品工業協会、国際化学品製造者協会、中国保健協会、中国EU協会、中国民族衛生協会、中国日用化学品協会、国内外26社の化粧品企業・新原料企業が参加し、企業が申請・登記作業の中で直面した問題について、順に発表しました。

この場で中検院は、以下を示しました。

①NMPAによる技術審査の効果をさらに高め、業界発展に対応することが急務であることから、化粧品の技術審査指導原則の制定を急ぐ。

②中検院は業界団体や企業とのコミュニケーション強化し、業界の意見や提案に耳を傾ける。

③新原料の登録・登記における動物実験代替法と新しいリスク評価の技術の応用と研究を継続し、成果の変換を促進する。

④NMPAの化粧品申告審査システムと原料情報申告システムをさらに最適化し、作業フローを簡略化し作業効率を向上させる。

⑤普通化粧品の抜き取り検査に関する品質分析と議論を引き続き強化し、中検院と各省と市の技術審査員の能力を向上させる。

⑥業界団体が引き続き調整的な役割を果たし、企業が法律法規と技術基準にさらに精通するように指導及び訓練を行うことを推奨し、すべての企業は主要な責任を認識する必要がある。

⑦今回の会議の参加者が提出した問題と提案について、中検院は整理し、各責任部門へ伝達し、適切な解決策を参加者へフィードバックする。

WWIPより

当該発表の内容からは、日本企業にとって有益な情報は得られませんが、弊社は③⑦に注目しております。⑦について、フォーラム参加者が挙げた問題は明らかにされていませんが、これを受けて中国当局が解決策を検討するため、対策が決まり次第、参加者だけでなく全体へ向けて広く発表されたり、システムが改善されるのではないかと考えられます。

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