【中国】化粧品原料安全情報データベースが公開されました
中国国家薬品監督管理局(以下、「NMPA」)は本日(2021年12月31日)午前9時に化粧品原料の安全情報登録プラットフォーム(原料伝達コード登録のためのデータベース、以下「化粧品原料登録データベース」)を公開しました。化粧品原料メーカーは、同データベースにログインして、化粧品原材の安全性に関連する情報を提出、原料伝達コードを取得することができます。
「化粧品原料データベース」
* ログインするためには事前にアカウント開設が必要です。
化粧品原料登録データベースが公開されたことで、化粧品製品をNMPAに申請する際に要求される化粧品原料の安全性情報を化粧品原料データベースに事前登録することで、採番される原料伝達コードを付記することで申請が可能となり、化粧品製品申請者、並びに化粧品原料メーカーにとって大幅な工数削減が期待されます。
化粧品原料登録データベースは、本年(2021年)8月頃に公開される予定でしたが、公開が大幅に遅れていました。 株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン(以下「WWIP」)は、特別な配合目的を持つ原料(防腐、美白、UV、着色、染毛、シミ除去)の安全性情報の提出が2022年1月1日以降の化粧品製品申請で必須となることから、2021年内に公開されるという見解を示していましたが、年内最終日31日の公開となりました。
* 2021年12月31日に公開されたNMPA化粧品原料安全情報登記プラットフォーム
化粧品原料安全情報提出制度のポイント
①水以外の全ての原料の品質安全情報が要求される。
経過措置:2023年1月1日以降、登録登記人が登録を申請するとき、または登記する際は、「規定」の要件に従って、全ての原材料の安全関連情報を提供するものとする。以前に登録または登記完了した化粧品の登録登記者は2023年5月1日までに製品処方の全ての原材料の安全関連情報を提供、補充するものとする。
② 品質安全情報は事前に原料メーカーが登録をすることで自動的に付与される「原料コード(原料報告コード)」を記入することで代替できる。
③ 原料メーカーは事前の登録とその後の管理を中国国内の企業に委託することが可能。(*参照図1)
- WWIPでは現在、114の原料登録の準備を進めております。
- 化粧品原料登録データベースは本日公開されたばかりであるため、データベースの内容詳細は現在確認中です。
<免責事項>
文中に記載の条例名称等の和訳は、中国語を翻訳したものですので、和訳はあくまでも便宜的なものとして利用し、適宜、原文を参照していただくようお願いします。
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また、今後、法令・規定の追加・変更に伴い必要情報が変更される可能性があることをご了承ください。
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