【EU化粧品】タルクをヒトに対する発がん性があるとしてCMR 1B物質に分類
欧州化学物質庁(ECHA)のリスクアセスメント委員会(RAC)、
有害物質の分類と表示に関する13の意見が採択
欧州化学物質庁(ECHA)によるリスク評価委員会(RAC)と社会経済分析委員会(SEAC)による意見のとりまとめにおいて、有害物質の分類と表示に関する13の意見が採択され、そのうちの1つはタルクに関するものが含まれた。
Highlights from September RAC and SEAC meetings
ECHA/NR/24/24
The Committees for Risk Assessment (RAC) and for Socio-Economic Analysis (SEAC) reached provisional conclusions on the proposed restriction of PFAS in the petroleum and mining sector. RAC also adopted its opinion on the harmonised classification and labelling of Talc, recommending carcinogenicity as the most stringent classification.
欧州化学物質庁(ECHA)のリスクアセスメント委員会(RAC)は、
タルクをCMR 1B物質に分類
リスク評価委員会(RAC)と社会経済分析委員会(SEAC)は、石油・鉱業部門におけるPFASの規制案について暫定的な結論を出しました。RACは、タルクの分類と表示に関する意見を採択し、以下の勧告をしました。
・発がん性物質1B、H350(がんを引き起こす可能性がある);
・STOT RE 1、H372(吸入による長期または反復曝露により肺に障害を引き起こす物質)
RACはタルクに関する膨大な情報データベースを評価し、タルクへの曝露が癌を引き起こす可能性があるという十分な証拠があると結論づけました。この結論は、動物実験(吸入により曝露された雌ラットの肺腫瘍)とヒト実験(性器/会陰使用後の女性の卵巣腫瘍)から得られた限られたデータに基づいています。
2024年9月26日 第 70 回リスクアセスメント委員会議事録 は以下の通り
タルクは2027年に禁止成分として追加?
EUのECHA等のオフィシャルサイトにおいては、触れられていないものの、化粧品規制情報を提供すCOSlaw.eu(Obelis Group)のNewサイトでは、「EUでは2027年にタルクが使用禁止になる予定」とコメントしています。
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