タイFDA、FDA業務運営方針の改善と促進に向けた11の政策を発表

タイFDAが示した2025年度に向けた重要な方針

2024年10月1日、スラチョーク・タンウィワット食品医薬品局(FDA)事務局長は、会計年度2025年度を迎えるにあたり、重要な方針を発表しました。この方針は、消費者保護を強化し、製品承認プロセスを国際基準に適合させるとともに、タイをヘルスプロダクト経済の拠点とすることを目指しています。

2025年度の業務運営方針は、FDAの業務を現代に即したものとし、国民のニーズに効果的に応えるための11の主要な課題をカバーしています。方針は普遍性、現代性、透明性を重視し、持続可能な発展のために富を共同で創出することを目的としています。

タイFDAの11の主要課題を以下に挙げていきます。

主要目標1:消費者保護、国際水準に適合した透明性のある承認・ライセンス基準の強化

(1) 普遍的なライセンスシステム(Good Review Practice)の確立を促進し、健康製品評価にかかる時間を
20%以上短縮する。
(2) 承認時間を正確に予測できる許可状況追跡システムを確立する。このシステムは2024年12月までに
完全稼働する予定である。
(3) 関連するすべての部門を結びつけ統合すること(End-to-End)で、包括的かつ効率的な業務運営を実現する。
(4) 疾患を減少させる健康製品の市場投入を推進することによって、「非感染性疾患(NCDs)の削減」
政策を支援する。

主要目標2:タイが医療・健康サービス・健康製品に関わる経済の中心となるための施策

(5) 付加価値の高い製品のイノベーション創出を促進するための規制システムを構築する。
(6) タイ国内企業が、さまざまな国へFDA基準を満たした製品を輸出できるよう支援する。
(7) 新規事業者の参入を促進する。

主要目標3:持続可能な発展(SDGs)に向けた、タイFDAの高い業務遂行能力の開発と、
変化に対応できる体制準備

(8) 明確な根拠に基づいて組織運営を推進する。
(9) 将来の組織発展を支えるために、質の高い熟練した人材を育成する。
(10) 知識を発展させ、消費者保護の取り組みを進展させるための新たな研究を創出する。
(11) 平常時および緊急時における健康製品の十分な供給を確保する計画を立てる。

タイの健康製品の未来

さらに、FDA事務局長は、今後、タイが競争力を持つことで、タイの健康製品が世界市場に進出することが
可能になり、一方で消費者の安全確保につなげるために、タイFDAの変革を推進する準備を進めると表明しました。

株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパンでは、タイの規制に基づき製品の成分チェック、クレームチェックサービス、申請代行をご提供するとともに、規制チェック等の専門的なサービスをご提供しています。

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