台湾FDA、食品と化粧品10製品における違法広告に関する取り締まりの実施を発表
2023年3月22日、台湾FDAは公式ウェブページで、食品・化粧品において違法な広告内容とその製品リストを公表しました。消費者に対し、広告の内容を信用して商品を購入しないよう注意を呼びかけています。
広告が違法とされる理由は、治療効果や生理機能について述べたこと及び台湾の既存の広告規範に適していない内容であることなどです。そのため、上記の製品は法律に基づいて処罰されています。
食品安全衛生法第28条には、虚偽、誇張、誤解を伴う食品広告は、4万台湾ドルから400万台湾ドルまでの罰金が科されます。また、違法な化粧品広告は、化粧品衛生安全法第10条に基づき、4万台湾ドルから20万台湾ドルの罰金が科されるが、医療効果の宣伝内容を伝えることが判明した場合は、60万台湾ドルから500万台湾ドルの罰金が科されることもあります。
上記の10製品のうち、「Dr.穆拉德芯立強PLUS膠囊」は、心血管疾患を改善し、疾病(能有效改善心血管疾病、告別疾病)を排除する効果があると宣伝されています。製品の広告内容が食品の範囲外であり、誇大であると判断されました。そのため、同社は198万台湾ドルの罰金を支払うことになりました。
化粧品では、シャンプーの広告について、広告内容「活性化された毛包の黒色素細胞は95%増加し、毛包の黒色素合成が97%増加し、30日で新しい黒髪が生えてきます」(参考日本語訳) が化粧品の範囲外ということで発表がされています。
また、台湾FDAの統計によると、2022年には合計6,889件の食品・医薬品・化粧品の違法広告と2億5,860万台湾ドルの罰金を科したと発表しています。台湾FDAは、消費者の健康と安全を守るため、引き続き地方衛生当局と協力し、違法広告の監査を強化していくとしています。
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References: https://www.fda.gov.tw/TC/newsContent.aspx?cid=4&id=t601571
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