【インドネシア化粧品】BPOMが違反品300億円分を摘発、全国取締強化

BPOMが約300億円相当の違法化粧品をインドネシアで摘発

BPOMは2025年2月10日から18日にかけて全国で違法化粧品の取締を実施し、約300億円(31.7億ルピア)相当の違法化粧品を摘発しました。2024年の取締実績の10倍以上にのぼります。
近年、SNSを中心にスキンケアブームが拡大し、インフルエンサーによる宣伝が化粧品市場に大きな影響を与えています。その一方で、許可のない製品や違法成分を含む製品の流通が増加し、消費者の健康リスクが懸念されています。

BPOMが摘発したインドネシア国内の違法化粧品と禁止成分

調査対象となった709施設のうち、340施設(48%)が違反。摘発された205,133点(4,334種類)の化粧品のうち、79.9%が無許可、17.4%が有害成分含有、2.6%が期限切れ、0.1%が注射用化粧品でした。特にオンラインで流通する輸入品が60%を占めています。
違法に使用された成分には、ヒドロキノン、レチノイン酸、抗生物質、ステロイドなどが含まれます。これらは、皮膚障害やアレルギー、耐性菌リスク、胎児への影響など健康被害を引き起こす可能性があります。

インドネシアにおける違反事業者への厳格な処分

違法化粧品の製造・流通に関与した事業者には、最大12年の禁錮または最大50億円(5億ルピア)の罰金が科される可能性があります。BPOMは4件のケースを司法手続きに移行し、違反事業者に対して流通禁止や許可取消などの行政処分も実施します。


2025年違法化粧品監視結果に基づくブランドリスト(インドネシア語) https://drive.google.com/file/d/11nMvkMWs5y1MP-eUtoP4r-_NcvnFFXZ0/view

株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパンでは、日本からインドネシアに化粧品及び食品を輸出するために必要な申請代行、インドネシアの規制に基づき製品の成分チェック、クレームチェックサービス、化粧品のPIF作成サポートをご提供するとともに、製品通知や登録手続き、また規制チェック等の専門的なサービスをご提供しています。

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