【台湾化粧品】TFDAが新規規制の制定の草案公表、意見募集開始

台湾食品薬物管理署(TFDA)は、2025年1月21日に、化粧品の香料表示に関する新規法の制定および化粧品パッケージ・ラベル表記の規制修正の草案を発表しました。本ニュースリリースでは、新たな規制内容と従来の規制との変更点について解説します。なお、本規制は草案公表から1年後に実行され、公表日から60日以内に意見募集が行われます。

1. 台湾の化粧品の香料表記に関する新規法の制定

出典: 「化粧品應標示之特定香精或香料成分」新規制定

新たに制定された規制「化粧品應標示之特定香精或香料成分」により、一部の香料成分は「Flavor」「Fragrance」などの一般的な表記では表示できなくなります。具体的な規定内容は以下のとおりです。

規制内容: 添付表に記載された特定香料が製品に配合されてかつ、その含有量が以下の基準を超えた場合、成分名を明確に表示しなければなりません。

リンスオフ製品(洗い流す製品):配合量が 0.01% 以上
リーブオン製品およびその他製品:配合量が 0.001% 以上


これらの成分が配合された場合、製品ラベル上で「香精」「香料」「Flavor」「Fragrance」「Parfum」「Perfume」「Aroma」といった一般表記を使用することは禁止され、具体的な成分名を記載する必要があります。香料成分の詳細情報については、IFRA(国際香粧品香料協会) のリストを参照することが推奨されます。

2. 台湾の化粧品パッケージ・ラベル表記の規制修正

出典: 「化粧品外包裝、容器、標籤或仿單之標示規定」修正案

今回の修正により、「化粧品外包裝、容器、標籤或仿單之標示規定」の第7条に「化粧品應標示之特定香精或香料成分」の内容が追加されました。
この改正により、台湾市場で販売される化粧品は、新たな香料表示ルールに適合する必要があります。各企業は、製品パッケージやラベル表記を適宜見直し、規制に準拠した表示への対応を進めることが求められます。

株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパンでは、台湾の規制に基づき製品の成分チェック、クレームチェックサービス、PIF作成サポートをご提供するとともに、製品通知や登録手続き、また規制チェック等の専門的なサービスをご提供しています。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社WWIPコンサルティングジャパン
TEL : 03-6206-1723
Email: official@wwip.co.jp

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!