【インドネシア化粧品】市場監査による違反化粧品の押収と処罰実施

BPOMの市場監視活動により、インドネシアの4つの主要地域で違法化粧品の流通が発覚

 インドネシアの国家薬品食品管理局(BPOM:Badan Pengawas Obat dan Makanan)は、2024年10月から11月にかけて実施した監視活動の結果を、2024年12月30日にBPOM公式ホームページに発表しました。

 今回の監視活動の結果、BPOMはジャワ島各地で総額8億9,100万ルピア(約8,656万円)相当の違法化粧品を押収しました。

インドネシア化粧品 – 市場監査の結果

 今回押収された違反化粧品は、インドネシアの主要4地域(西ジャワ州、東ジャワ州、中部ジャワ州、バンテン州)で主に発見されました。監視活動の結果、禁止成分を含む化粧品や無許可(未通知)の違法化粧品が最も多く確認されました

 発見された違法化粧品の中には、水銀、ロドアミンB、ヒドロキノン、トレチノイン、抗生物質、抗真菌剤、ステロイドなど、化粧品への使用が禁止されている成分を含むものがありました。
 これらの違法化粧品は、中国、韓国、マレーシア、タイ、フィリピン、インドからの輸入品が多く、主にオンライン販売やSNSを通じて流通していたことが確認されています。

 BPOMは、違法な化粧品の流通網を解体し、消費者の安全を確保するために関連省庁や警察と連携しています。今後も教育と技術指導を強化し、継続的な監視と取締りを実施していきます。

インドネシア化粧品 – 法的制裁について

今回BPOMで展開された市場監視活動は、2022年に雇用創出法に改訂されたインドネシア共和国法(2009年制定)* に基づいたものです。
*インドネシア共和国法第36号2009年健康法第197条及び第106条第1項に基づく改訂

この法律には、『規定に違反した化粧品を製造または流通させた者は、最長15年の懲役刑または最大15億ルピア(約1,215万円)の罰金刑に処される可能性がある』と記載されています。

 BPOMによる監視と取締りの強化の結果、違法または有害物質を含む化粧品69ブランドの一覧添付文書は、以下のURLをご参照ください(インドネシア語)
https://drive.google.com/file/d/1G4j87fLqerItlCpGWHXkJKfUVENLUO6B/view

弊社、WWIPコンサルティングジャパンは、日本からインドネシアに化粧品を輸出するために必要な申請代行サービス、および成分やパッケージ内容が規制に適合していることを確認するためのチェックサービスを提供しております。インドネシアへの化粧品輸出にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社WWIPコンサルティングジャパン
TEL : 03-6206-1723
Email: official@wwip.co.jp

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