WWIPは、インドネシアハラール統括責任者の資格を取得しました。
株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン (以下、WWIP)に所属する、コンサルタントARUM BAASITHUは、11月29日、インドネシア政府から委託を受け、ハラール関連の認証を行うMUI認証機関(LSP MUI)より「ハラール統括責任者」の資格を取得しました。
本資格は、非常に難易度が高く、統括責任者研修を受講。その後の検定試験に合格した者だけが、資格取得の最終段階である約1時間にわたる長時間面接試験に進むというものです。
ハラール認証を受ける製品を生産する企業は、本資格保有者を社内に置く必要があり、ハラール認証における企業へのハードルが高い要求の1つとなっています。
化粧品に対するハラール認証の取得には、イスラム教の規定や要件に関する深い理解が必要です。社内でのハラール性の管理、製品の原材料のトレーサビリティの確保、ハラールに特化した生産や、監視評価システムが重要な判断基準となります。こうした社内の体制を指導し、対外的に責任を追うのがハラール統括責任者です。
ハラール統括責任者の役割
会社のハラール製品生産工程*の責任者として、ハラール統括責任者の役割には、社内のハラール製品の生産工程を監督すること、生産工程で何か問題が発生した場合の予防・是正措置を決定することなどが含まれます。
*ハラール製品生産工程:製品の原材料調達、加工、保管、包装、流通、販売、サービスなど、製品のハラール性を確保するための一連の活動 (WWIPがハラール統括責任者の資格を取得した背景)
2026年10月に迫るハラール新規制とは
2026年10月17日以降、インドネシアに流通する化粧品は全てにおいて、ハラールまたは非ハラールの表示義務が課されます。本制定は、2021年に発行され、既に現在は規制移行措置期間となっています。
インドネシア大統領令39号第1章の2条において、以下の通り規制されています。
(抜粋)
「インドネシア領域内に搬入、流通、および販売される製品は、ハラール認証を取得する必要がある。ハラームまたは禁止されている原材料を使用した製品をインドネシア国内に輸入し、流通させることも可能であるが、「ハラールではないことを示したラベル」を貼る必要がある。」
現在、世界第四位(アジアでは第三位)の人口を擁するインドネシア市場への参入には、今後ハラール認証取得の必要性が大きく高まると考えられます。ハラール統括責任者はインドネシア国外(日本)の場合、統括責任者の数が極端に少ないことから、社内雇用でなくても良いとされています。
WWIPでは、日本の化粧品メーカー、OEM企業に対し弊社所属コンサルタントであるアルムを中心にハラール統括責任者の業務を含めたサポートの提供を行って参ります。
セミナーのお知らせ
WWIPは、ハラール検査機関LPPOM MUIとの共同セミナーを12月7日に実施します。
本ハラール統括責任者やインドネシア大統領令39号の内容も組み込み、インドネシアハラール認証の概要から方法まで、解説いたします。
【WWIP – ハラール検査機関LPPOM MUI】 2026年10月始動! 新制度に向けた化粧品ハラール認証に関する共同セミナー
日時:2023年12月7日(木)15:30〜17:30
講演内容項目
●インドネシアハラール概要と関係機関
●2026年10月以降の、ハラール認証製品とノンハラール製品の扱いについて
●インドネシアハラール申請手続と申請に向けた準備ポイント、 必要書類 他
●インドネシアハラール申請ケーススタディ
●Q&A (*LPPOM MUIにご質問がある場合は、事前にご質問を承っております。可能な限り、当日にお答えいたします。)
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