[BPOM市場監査] ECサイトで販売されている化粧品・食品等の違法製品を摘発
インドネシアの国家薬品食品管理局(BPOM:Badan Pengawas Obat dan Makanan)は、ECサイトで販売している化粧品・食品等の違法製品を摘発したことが2023年6月7日にBPOM公式ホームページに情報発表されました。
BPOMの調査チームは、違法製品の販売活動に関する報告を受け、違法製品の保管倉庫と疑われる場所を監査したところ、700種類(合計22,552品目)の流通許可を得ていない伝統的な医薬品、健康食品、化粧品、食品などを発見しました。
違法製品には、流通許可を得ていないことに加え、健康に有害なため使用が禁止されている成分が含まれています。摘発された痩身製品には、「シブトラミン」が含まれていることが判明しました。シブトラミンは動悸、息切れ、不安、幻覚などの副作用を引き起こす可能性のある医薬品化学物質です。化粧品には、使用が禁止されている成分である「リドカイン」と「クロロホルム」が含まれていることが判明しました。
法的制裁について
営業許可または流通許可番号を持たない医薬品製剤の生産および/または販売行為は、健康に関する2009年法律第36号第197条に基づき刑事訴追され、最高15年の禁固刑および最高15億ルピア(約14,331,709円)の罰金で起訴されます。一方、安全性、有効性、有益性、品質に関する基準および/または要件を満たしていない医薬品製剤の生産または販売行為は、健康に関する2009年法律第36号第196条に従い、または/および最高10年の禁固刑および最高10億ルピア(約9,554,472円)の罰金で起訴されます。
市場監査について
BPOMは、流通している製品の監査と検査を定期的およびランダムに、行っています。検査は、製品に違反の兆候がある、またはある場所で違法な薬物や食品などの製造や流通行為が行われている疑いがある、といった情報や報告を受け、それをフォローアップするために行われます。
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