【タイ食品】タイFDA、食品添加物中のEthylene Glycol および Diethylene Glycolの汚染基準値を設定
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タイでEthylene GlycolおよびDiethylene Glycolの混入防止をを目的とした食品添加物の品質基準
2025年6月11日、タイ食品医薬品局(FDA)は、食品局を通じて、エチレングリコール(EG)およびジエチレングリコール(DEG)の汚染を管理するため、食品添加物の品質基準を定める新たな規制を発出しました。
この規制措置は、世界保健機関(WHO)が発表した報告を受けて講じられたものです。当該報告では、ソルビトールを含有する咳止めシロップ製品に、EGおよびDEGが混入していた事例が指摘されました。調査の結果、製造過程において、これらの物質が一部の食品添加物に混入する可能性があることが判明しました。
消費者の安全を確保し、国際基準との整合性を図るため、FDAは、食品添加物が「コーデックス食品添加物の同定および純度に関する助言仕様(Codex Advisory Specifications)」に準拠するだけでなく、本新規制で定められた追加基準を満たすことを義務付けています。
猶予措置期間
本規制は、90日間の猶予期間を経て、2025年9月21日より施行されます。
混入リスクの高い12種類の食品添加物に上限値を設定
本規制により、エチレングリコールおよびジエチレングリコールの混入リスクが高いとされる12種類の食品添加物について、最大許容濃度が定められました。
食品医薬品局(FDA)は、食品製造業者および輸入業者に対し、食品添加物の品質検査および本通知の遵守について協力を求めています。
詳細な要件およびガイドラインは、以下の通知をご参照ください。
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