【韓国】2025年6月17日、MFDSがライブコマースを利用した不当広告の摘発·措置を発表

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MFDSによる発表内容

2025年6月17日、MFDS(食品医薬品安全処)がライブコマースを通じた食品·化粧品·医療機器の不当広告29件を摘発措置したと明らかにしました。

そのうち食品と化粧品は不当広告事例として計28件(食品18件、化粧品10件)を摘発し、プラットフォームの接続遮断および行政処分を要請したと明らかにしました。

食品広告では主に一般食品を健康機能食品のように誤認させたり(例:血糖、ダイエット)、疾病予防·治療効果を標榜している事例(例:便秘、不妊、炎症治療)が多く、化粧品の広告では「皮膚再生」、「毛髪成長」など医薬品のように誤認させたり、「フィラークリーム」、「専門医開発」など消費者を混同させる表現が多く見られました。

主な摘発事例は以下の通り。(以下はMFDSの発表した画像に和訳をつけたもの)

MFDSは消費者に認証の有無を必ず確認し、誇大広告に惑わされないよう注意を呼びかけ、MFDSは今後、オンラインショッピング協会に不当広告事例を共有し、自律管理を要請するなど関連団体と緊密に協力する一方、オンライン広告モニタリングを持続強化し、不当広告による消費者被害予防と健全な食医薬品流通環境造成に最善を尽くす計画だと明らかにしています。

WWIPより

韓国では最近、広告・宣伝表現に関してガイドラインの内容を拡充したり、使用禁止用語を積極的に発表するなどして消費者の誤解を招く表現の取り締まりを強化しています。日本でもKOLを使った宣伝手法は多く見られるものの、今回のように化粧品や食品のラベル表記やパンフレット等の広告内容ではなく、ライブコマースの放送内容にチェックが入ったのは珍しいかと思います。どの国においても言えることですが、化粧品や保健食品の範疇を超えた効能を謳って消費者の誤解を招くようなことのないよう注意する必要があります。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社WWIPコンサルティングジャパン
TEL  :03-6206-1723
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