【インドネシア ハラール】食品・飲料製品のハラール表示義務化を2026年まで延期(中小企業対象)

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インドネシアハラール認証表示の義務化とは

2021年インドネシア大統領令39号において、2026年10月よりインドネシアに流通する化粧品は全てにおいて、ハラールまたは非ハラールの表示義務が課されています。

(抜粋)
インドネシア大統領令39号第1章の2条において、以下の通り規制されています。
「インドネシア領域内に搬入、流通、および販売される製品は、ハラール認証を取得する必要がある。ハラームまたは禁止されている原材料を使用した製品をインドネシア国内に輸入し、流通させることも可能であるが、「ハラールではないことを示したラベル」を貼る必要がある。」

2026年10月18日より、インドネシア化粧品に対するハラール認証表示義務化は本当に実施がされるのか?

昨今、化粧品を扱う関係者の方々からは、2024年10月時点においてインドネシアで流通されている多くの製品がまだハラール認証を受けていないため、果たして2年後にまで現地大手企業、そして中小企業、また輸入製品における化粧品ハラール認証は現実的なのか、と疑問視の声が上がっています。その中で、食品製品における同ハラール表示義務において、施行延期が発表されました。

2024年5月15日にインドネシア政府は、中小企業の食品および飲料製品に対するハラール/ノンハラール表示義務化の施行を、2024年10月18日から2026年10月まで延期することを決定しました。

この延期は、インドネシアで流通する多くの中小企業の製品がまだ認証されていない一方で、2024年10月のハラール認証義務化の期限が近づいていることを考慮して決定されました。この措置は、ハラール認証を取得していないことで制裁を受けるリスクから、中小企業の食品および飲料事業者を保護するためのものです。

延期により、中小企業は食品および飲料製品に対して2026年10月までにハラール認証の準備を行うための猶予が与えられます。また、BPJPH(インドネシアのハラール製品保証実施機関)は、この期間を活用して、中小企業に対するハラール認証義務に関する広報活動や教育などを引き続き行っていく予定です。

***大手企業に対するハラール/ノンハラール認証表示義務化は、2024年10月17日から開始されます。
***中小企業の基準は、経営資本または年商に基づいており、大統領令において規定された中小企業に関する規則を参照しています。

参照:https://bpjph.halal.go.id/detail/kewajiban-sertifikasi-halal-produk-umk-ditunda-menag-bentuk-keberpihakan-pemerintah

WWIPコンサルティングジャパンは、インドネシアにおけるハラール認証に関する最新情報を引き続きニュースリリースでお届けいたします。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社WWIPコンサルティングジャパン
TEL : 03-6206-1723
Email: official@wwip.co.jp

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