[インドネシア化粧品] 2023年12月の輸入規制更新に関して、更新撤回を発表

2024年5月17日に、インドネシアの貿易省は「輸入政策と規制に関する2023年貿易大臣規則第36号の第3次改正に関する2024年貿易大臣規則第8号」（以下、本規制という）を発行しました。

本規制は、輸入政策と規制に関する2023年貿易大臣規則第36号で規定されていた、インドネシアへ製品輸入をする際の輸入時通関手続きにおいて、化粧品製品に対し必要資料の追加を取り消すものです。

輸入政策と規制に関する2023年貿易大臣規則第36号に対する改正記録
1. 2023年12月　2023年貿易大臣規則第36号の発行
　化粧品輸入の際の要求事項に｢輸入許可証｣が追加された
2. 2024年3月　第1次改正（輸入政策と規制に関する2023年貿易大臣規則第36号の第3次改正に関する
　2024年貿易大臣規則第3号）
3. 2024年4月　第2次改正（輸入政策と規制に関する2023年貿易大臣規則第36号の第3次改正に関する
　2024年貿易大臣規則第7号）
4. ＜本規制＞2024年5月　第3次改正（輸入政策と規制に関する2023年貿易大臣規則第36号の
　第3次改正に関する2024年貿易大臣規則第8号）
　化粧品輸入の際の要求事項に｢輸入許可証｣が撤回された

輸入規制更新後（2023年12月発表）化粧品輸入に必要な書類：
1. BPOM発行　SKI（輸入通知書）
2. 貿易省承認調査会社発行　Surveyor Report（調査報告書）
3. 貿易省発行　Import Permit（輸入許可）
　*インドネシア語：Persetujuan Impor

規制更新撤回後（2024年5月17日以降）化粧品輸入に必要な書類：
1. BPOM発行　SKI（輸入通知書）
2. 貿易省承認調査会社発行　Surveyor Report（調査報告書）

2023年12月当初、輸入手続き規制として輸入許可の追加をした背景としては、輸入化粧品のインドネシア国内への流入・販売を制限するため、化粧品に輸入許可の要件が追加されました。しかし、追加輸入書類の施行以降、輸入許可手続きに支障が生じ、その結果、インドネシアの主要港にコンテナが滞留していることが発覚しました。ついては、追加された輸入許可要求は、5月17日に発行された規制により取り消され、化粧品輸入に必要な書類は2023年貿易大臣規則第36号発行前のものに戻されました。

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