台湾・タイにおける韓国製インスタントラーメンの回収について

台湾FDAが2023年1月17日に発表した韓国からの輸入即席麺に含まれる有害物質について、「Shin Ramyun Black Tofu & Kimchi」という製品が台湾の税関検査に合格せず、輸入ができなくなったことがわかりました。その際、スープパックから台湾の基準値0.02ppmを超える0.075ppmのエチレンオキシド（EO）が検出され、新ラムユン黒豆腐＆キムチ計1000箱が廃棄処分となりました。

台湾FDAによるShin Ramyun Black Tofu & Kimchiの事件を受けて、2023年1月25日、タイFDA（食品医薬品局）は公式ウェブサイトにて 「พบบะหมี่กึ่งสำเร็จรูปนำเข้าจากเกาหลีมีสารกำจัดศัตรูพืช “เอทิลีนออกไซด์” อย. ได้ดำเนินการอายัดสินค้าทั้งหมดและเก็บตัวอย่างเพื่อส่งตรวจวิเคราะห์」(訳：タイFDAが韓国産のインスタントラーメンを検査し、有害物質の残留を検査中)」 というプレスリリースを発表しました。タイFDAは、Shin Ramyun Black Tofu & Kimchi (登録番号 10-3-07945-5-0811) がタイに2回輸入されており、2023年2月4日（480杯分）および2023年5月8日（2560杯分）に賞味期限が切れるロットがあることを発見しました。タイ国FDAは、消費者の健康を守るため、本製品の流通・販売を停止し、酸化エチレン汚染調査のためのサンプル採取を行いました。現在、引き続き調査中であり、検査結果については、速やかにお知らせがされます。

酸化エチレン（EO）は、国際がん研究機関（IARC）および世界保健機関（WHO）によって、高リスクの有害物質（発がん性グループ1）とされています。主に農薬や工業用殺菌の消毒目的で使用されています。この物質における影響は、長期間にわたって吸入したり、皮膚から吸収したりすると、吐き気や嘔吐、消化管出血を起こすことがあります。

株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパンでは、台湾とタイの規制に基づき製品の成分チェック、パッケージチェックサービスをご提供するとともに、製品通知や登録手続き、また規制チェック等の専門的なサービスをご提供しています。

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