香港立法会、2022年以内にCBD製品を禁止することを提案
香港立法会の安全保障委員会は6月、CBDの使用を禁止する提案を発表しました。株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン (以下「WWIP」 : 東京都港区) では、最新規制に対応するべく、安全保障委員会の発表、禁止提案の背景から今後の方向性について調査し、8月26日より無償で公開しました。
香港安全局が6月に立法院に提出した提案は論文形式なっており、要点は2022年にCBDを危険ドラッグ条例(DDO、 Dangerous Drugs Ordinance)に記載することを目的としており、化粧品および栄養製品に含まれるカンナビジオール(CBD)の使用禁止を進めています。
この提案が可決されれば、危険ドラッグ条例(例:処方箋に従った薬の使用)または適切な場合には保健省からライセンスが発行されない限り、CBDを含む製品の製造、輸入、輸出、供給、販売、所持、輸送などは禁止されることになります。
提案は、CBD製品は現在香港で広く入手可能であるため、今後法律が施行されることを見越した場合、既に流通した製品を撤去するのに3ヶ月程度の猶予が与えられると述べています。
提案については、以下のURLをご参照ください(英文)
https://www.legco.gov.hk/yr2022/english/panels/se/papers/se20220607cb2-380-3-e.pdf
CBDの禁止を提案した背景
CBD禁止の理由は、大量のCBD製品からテトラヒドロカンナビノール(THC)が検出されたことでした。THCは大麻の主な精神活性化合物で、深刻な中毒を引き起こしやすい物質です。近年、香港ではCBD製品の消費量が増えており、今後の乱用を防ぐため、すべての危険ドラッグと大麻に対して厳しい措置を取ることになりました。
今後の罰則について
危険ドラッグ条例によると、危険ドラッグを製造、供給、販売した者は、有罪判決を受けた場合、HK$5,000,000(約87,161,100円)の罰金および無期懲役の責任を負うものとします。危険ドラッグを所持する者は、有罪判決を受けた場合、HK$1,000,000(約17,432,220円)の罰金および7年の禁固刑に処されます。
WWIPでは、今後の香港政府のCBDの使用禁止提案に関して、引き続き調査をしニュースリリースとして公開をします。
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