中国国家薬品監督管理局(NMPA)が「歯磨き剤に関するpH測定等15項目の試験方法を《化粧品安全技術規範(2015版)》に収載する通告」を発表

https://www.nmpa.gov.cn/xxgk/ggtg/hzhpggtg/jmhzhptg/20240321174541114.html

2024年3月21日、中国国家薬品監督管理局(NMPA)より、歯磨き剤に関する以下15項目の試験方法を《化粧品安全技術規範(2015版)》に収載すること、また、2024年12月1日より歯磨き剤の登記及びサンプリング検査に関連する試験は本通告が発表した試験方法で実施すると正式に発表されました。

  1. 歯磨き剤の pH 測定
  2. 歯磨き剤中の水銀の測定
  3. 歯磨き剤中の鉛の測定
  4. 歯磨き剤中のヒ素の測定
  5. 歯磨き剤中のカドミウムの測定
  6. 歯磨き剤中のリチウムを含む 37 種類の元素の測定
  7. 歯磨き剤中のジオキサンの測定
  8. 歯磨き剤中のメタノールの測定
  9. 歯磨き剤中の遊離ホルムアルデヒドの測定
  10. 歯磨き剤の微生物検査方法の総則
  11. 歯磨き剤中の総生菌数の試験方法
  12. 歯磨き剤中の耐熱大腸菌群の試験方法
  13. 歯磨き剤中の緑膿菌の試験方法
  14. 歯磨き剤中の黄色ブドウ球菌の試験方法
  15. 歯磨き剤中のカビと酵母菌数の試験方法

WWIPより:昨年11月に上記15項目を含めた20項目の試験方法に関して意見募集稿が発表されていました。

今回は、その中の歯磨き剤に関する15項目の試験方法が確定され、正式に《化粧品安全技術規範(2015版)》に収載されました。昨年12月1日から歯磨き剤の登記申請制度は既に施行されておりますが、11月の意見募集稿のうち、特に歯磨き剤に関わる口腔粘膜刺激性試験の試験方法は未だに正式発表がされておりませんので、今後の発表を待つべきであると考えます。

また、聞くところによると、中国国内の歯磨き剤メーカーでも昨年の12月以降から登記申請手続きの準備を進めているものの、模索中であるとのことで、輸入歯磨き剤と状況は変わらないようです。

WWIPでは引き続き、歯磨き剤に関する規制情報の収集を続けてまいります。

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