【韓国】2025年8月12日、KCAが「天然化粧品およびオーガニック化粧品の表示·広告案内書」を用意

8月12日、KCA(大韓化粧品協会)が天然化粧品およびオーガニック化粧品の表示·広告案内書について発表しました。

本案内書は「天然化粧品」および「オーガニック化粧品」に対する定義および基準を提示することで、消費者に正しい情報を提供し、表示·広告する者には最小限の要件を提供するためのものです。

目次

用語の定義

当該発表の中で、天然化粧品・オーガニック化粧品はそれぞれ以下のように定義されています。

「天然化粧品」とは

動植物、ミネラル、微生物およびそれら由来の原料等を含む化粧品であり、ISO 16128-1ガイドラインに基づき定義された天然(由来)原料を使用し、ISO 16128-2ガイドラインに従って算出した場合に、重量基準で天然(由来)原料の含有量が製品全体の95%以上で構成された化粧品を指す。

「オーガニック化粧品」とは

有機農原料、動植物、ミネラル、微生物およびそれら由来の原料等を含む化粧品であり、ISO 16128-1ガイドラインに基づいて定義された天然(由来)およびオーガニック(由来)原料を使用し、ISO 16128-2ガイドラインに基づいて算出した際に、重量基準でオーガニック(由来)成分の含有量が製品全体の10%以上、または天然(由来)成分全体の含有量が95%以上で構成された化粧品を指す。

完成品が上記基準を満たさない場合、一部の原料が天然(由来)またはオーガニック(由来)原料であったとしても、例えば「天然(由来)原料●●●を使用」「オーガニック(由来)●●●を使用」のような広告・表示をしてはいけません。

ただし、ISO 16128-1ガイドラインに基づく算出根拠を提示できる場合は、「天然(由来)指数(ISO 16128計算適用)」「オーガニック(由来)指数00%(ISO 16128計算適用)」のような広告・表示が可能です。

WWIPより

天然化粧品・オーガニック化粧品の分類は化粧品法から削除されましたが、今後韓国で化粧品に「天然」「オーガニック」という広告・表示を行う場合は、その実証根拠としてISO16128の基準に沿って算出しなければならない点に注意が必要です。

<本件に関するお問い合わせ>
株式会社WWIPコンサルティングジャパン
TEL  :03-6206-1723
Email:official@wwip.co.jp

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