化粧品専門の悪意商標会社を香港で発見ー479件の悪意申請。無効申告共同申立てを検討中。
化粧品専門の悪意商標会社を香港で発見ー479件の悪意申請。無効申告共同申立てを検討中。
株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパン(東京都港区 以下、「WWIP」)と中国のパートナー会社は、今月5日、香港に登記を持つ悪意商標会社(以下、「a社」という)を発見しました。
a社は、欧米、韓国、日本などの有名ブランドの製品名を化粧品の商標区分である「3類」で勝手に申請しており、
その申請総数は479件にのぼっています。
WWIPが調べたところ、日本企業のブランドを勝手に申請していると思われる申請が47件見つかりました。
a社は、こうした悪意商標申請を毎日3~5件程度、日課のように行っており、典型的な悪意商標ビジネス会社であると思われます。
現時点では、a社のこうした悪意商標が登録されている数は少なく、そのほとんどが申請中、もしくは商標局からの却下通知に対し異議申立てを行っている状況の為、実害は発生していませんが、このような商標申請も時と場合により登録されてしまうケースもあり、油断無く監視をする必要があります。
また、こうした典型的な悪意商標会社に対しては、正当な権利者が商標局に同時に連携をとりながら無効申告することが有効であり、そのことで商標局にこの会社が悪意商標会社であることを認識させることが出来ます。
WWIPでは、中国のパートナー会社とともにa社の申請状況を監視するとともに、同様の大規模な悪意申請会社の発見、監視に努めて参ります。
中国では、正当な権利者に無断で商標を申請、買取を迫るといった例が後を絶たず、ビジネスとして大規模に取り組んでいるケースも多いのが現状です。
現在、中国の進出を検討していない企業においても、将来を睨んで基本的な商標(企業名称や、自社の有名ブランド)は申請をしておくことをお薦めします。
WWIPは、中国をはじめ、アジア各国に直接申請する現地パートナー会社を有しており、日本企業からの依頼に直接現地で申請を行うことができる「迅速」かつ「リーズナブル」なサービスを提供してきました。
加えて、この4月より成功報酬型の商標申請サービスを中国、台湾、韓国、マレーシア、シンガポールで導入します。
成功報酬型の商標申請は、着手金で申請を行い、商標局が申請を認め、初歩査定公告まで進んだ段階で成功報酬をご請求するものです。
このことで、商標申請が難しそうな(類似商標などがあり、申請が却下されそうな)案件でも着手金で申請することができ、却下された場合は、それ以上の費用がかからないため、「試しに申請してみる」ことが可能となります。WWIP商標料金表201904版 ーーダウンロードはこちら
結果、中国では【通常申請で80,000円/1区分】 、【成功報酬型であれば50,000円/1区分(着手金として)】で申請が可能です。
中国商標局のデータベースより。毎日日課のように悪意商標と思われる申請がなされているのがわかる。
会社概要
商号 : 株式会社WWIP(ワールドワイドアイピー)コンサルティングジャパン
代表者 : 代表取締役CEO 神代雅喜
所在地 : 〒105-0003 東京都港区西新橋1-17-11 (新橋東栄ビル2階)
設立 : 2018年4月
事業内容:
海外における知的財産に関するコンサルティング業務
知財保護(調査・摘発)、知財関連申請業務代行
1) ニセモノを発見し、模倣品工場の調査と摘発を行います。
2) 安心、安全な版権投資及び各種の投資を実現します。
3) 越境ECサイトの非正規流通を著作権侵害で摘発します。
4) 商標登録の申請をアジア全域で迅速に実施します。
5) 常時監視体制により効果的な冒認商標対策を実施します。
6) NMPA申請、CCC認証等の行政機関に対する登録申請を迅速に実施します。
資本金 : 1,000万円(現在、登記手続き中です)
URL : https://wwip.co.jp/
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本件に関するお問い合わせ
株式会社WWIPコンサルティングジャパン
TEL : 03-6206-1723