中国知財ニュース
JCAAA(日中知的財産保護協会)会員向け知財速報から一週間を過ぎたニュースをアップしました。
(JCAAA会員の皆様には、中国政府の知財関連機関のリリースを中心に平日朝9時の時点での最新情報をチェックし、タイトルと要旨をアップしています http://jcaaa-org.com/入会カタログ/ )
【中国の知的財産権保護が進歩している事実を無視できない米国】
6月19日、アメリカが【中国の経済侵略はアメリカと世界の技術と知的財産権の脅威となるか】というレポートを発表した。レポートでは、中国は幅広い分野で技術を無断で使用する最大の模倣品工場であると書いたが、様々なデータにより、これが事実ではないことが分かっている。中国は今知的財産権保護に継続的に取り組み、状況は改善してきている。
(2018.07.11/国家市场监督管理总局)
【特許法の修正議論:部分的外観設計保護制度を導入すべき】
杭州市で行われた会議において、「特許法の修正について、部分的外観設計保護制度を導入してほしい、GUI外観設計保護との関係に関する問題を解決してほしい」という声が多く上がった。企業はこうした領域に力を入れており、主ににGUI上で様々な工夫をしているため、制度の導入は必須である。海外ではこの制度はすでに導入されている。
(2018.07.11/国家市场监督管理总局)
【国家知的財産権局が特許、商標、地理標識の統計データを発表】
7月10日、国家知的財産権局は定例記者会見を行行い知財申請の統計データを発表。公開されたデータでは、発明特許申請は75.1万件、商標登録申請は358.6万件、新しく受理する地理標識製品保護申請は10件。
2018年前半、商標登録申請は258.6万件、去年より57.5%増え、審査完了件数は306.5万件。6月末までの累計商標登録申請数は3142.8万件、累計登録件数は1939.5件、累計有効商標件数は1680.7万件。商標審査期間は8ヶ月から7ヶ月まで圧縮された。
(2018.07.11/国家市场监督管理总局)
【市場監督総局、認定委員会は2017年度全国認証認可検査検測サービス業統計データを発表】
7月10日に定例記者会見で発表されたこのデータによれば、2017年末まに国家認証認可検査検測機関は36,797機関となり、去年より9.44%増えた。営業収入は2,632.52億元を達成。去年より13.51%増えた。この業界が強い成長傾向を維持している背景にはハイテク企業が増加、研究への投資が増えていることにある。
(2018.07.10/国家市场监督管理总局)