【NMPA政策速報】「刷酸美容」を注意せよ 化粧品に含まれる「酸」について
【中国語原文章】科学认识“刷酸”美容
記事発行元:国家薬品監督管理局(NMPA) 掲載日:2021年8月11日
“刷酸”是什么?
“刷酸”是目前很流行的美容词汇。所谓的“刷酸”其实是一种化学换肤术,又称化学剥脱术,是将化学制剂涂在皮肤表面,导致皮肤可控的损伤后促进新的皮肤再生。化学制剂的种类、浓度、在皮肤上的停留时间,都可影响换肤的深度。依据化学换肤的作用深度不同,可以分为浅层换肤、中层换肤、深层换肤。换肤作用的深度越深,效果也越明显,同时不良反应发生的几率也更大。
“刷酸”可能引发的不良反应
较高浓度的酸对皮肤具有一定的刺激和破坏作用。随着“酸”浓度的增加、停留时间的延长,发生不良反应的概率也随之上升。治疗过程中可能出现暂时性红斑、肿胀、刺痛、灼热等不适,术后可能出现结痂、色素沉着等。另外少见的有灼伤、糜烂、渗出、色素异常、反应性痤疮、粟丘疹、毛细血管扩张、接触性荨麻疹、瘢痕等。在医疗机构进行“刷酸”治疗时,专业人员会根据患者的实际情况选择合适的浓度和方案,并可科学观察和判断治疗中的皮肤的反应进程,在必要时给予干预或适时终止,以尽量减少或减轻皮肤的不良反应。
“刷酸治疗”中使用的“酸”不是化妆品
“刷酸治疗”需在具有医疗资质的医院或诊所,由经过培训的专业人员进行操作,其所使用的“酸”并不是化妆品。目前,“刷酸治疗”中使用的“酸”种类很多,有些“酸”是不能用于化妆品的,例如:维A酸、三氯醋酸等。为达到一定的治疗效果,“刷酸”时“酸”的浓度一般相对较高。医疗机构皮肤科常见的“刷酸祛痘”为例:治疗时果酸常用的浓度为20%、35%、50%和70%,水杨酸常用的浓度为20%-30%。
化妆品中的“酸”有严格的管理要求
在化妆品中也可以添加某些“酸”,例如:果酸、水杨酸等,但有着严格的使用限制和技术要求。化妆品中α-羟基酸及其盐类和酯类(包括苹果酸、柠檬酸等果酸)的含量不得超过6.0%,产品pH值不得低于3.5,一定情况下还需在标签上标明“与防晒化妆品同时使用”。化妆品中水杨酸的含量不得超过3.0%,除香波外,不得用于三岁以下儿童使用的产品中,同时在标签上标明“含水杨酸,三岁以下儿童勿用”等。可见,化妆品中“酸”的允许使用浓度相对较低。
化妆品是以清洁、保护、美化、修饰为目的的日用化学工业产品,不具有医疗作用。部分化妆品能够实现一定的清洁、去角质等功效,但与“刷酸治疗”有着本质区别。化妆品禁止明示或者暗示具有医疗作用,避免使用“换肤”等不当宣称,防止误导消费者。
日本語解説
「 刷酸 」について
中国では 「 刷酸 」という美容方法がインフルエンサーの間で流行っている。
刷酸とは、所謂化学製剤を肌の表面に塗り、肌にある程度のダメージを与える事で余分な古い角質を除去し、皮膚細胞の正常な新陳代謝を促進する美容方法だ。
NMPAはこの美容法及び使用する化学製剤に関して警鐘を鳴らしている。
化学製剤の種類や濃度によって、 肌に与えるダメージの深度が違ってくる。深度が高くなればなるほど新陳代謝の促進効果も高くなるが、同時に健康被害のリスクも高くなる。
「 刷酸 」 がもたらす有害事象
化学製剤(酸)は皮膚に対し刺激性と破壊性を持っています。酸の濃度が高くなればなるほど有害反応のリスクが上がり、術中には紅斑・腫れ・チクチク感・熱さを感じるようになり、術後は瘡蓋・色素沈着などが起こりうる。更に、やけど・腐敗・膿・色相異常・粉瘤・粟丘疹・毛細血管拡張・接触性蕁麻疹・傷跡などより重い事象が現れることもある。
なので医療機関などで 「 刷酸 」 治療を行う場合は、患者の状況に合わせて最適な製剤を調整し、施術中も肌の状況を観察しつつ、副作用が起きた場合は何時でも術を中断できるようにしなくてはいけない。
即ち、 「 刷酸 」 は完全に医療行為である。
「 刷酸 」 用の化学製剤はそもそも化粧品ではない
中国では、「 刷酸 」治療は医療機関で専門の医療従事者によって行わなければいけない、更にその際に使われる製剤も化粧品などではない。例えば、「酸」としてトレチノインやトリクロロ酢酸が使われることがあるが、何れも医薬品であり、化粧品では使用できない成分である。
化粧品で使われる「酸」について
化粧品でもヒドロキシ酸やサルチル酸などの「酸」が使われることがあるが、含有量・濃度やpH値が厳格に管理されなければいけない。例えばα-ヒドロキシ酸及びその塩とエステル(りんご酸、レモン酸なども含む)の含有量は6%超えてはならないし、pH値も3.5以下になってはいけない、更に場合によってラベルに「日焼け止めと併用するように」を記載する必要がある。サリチル酸に関しては含有量は3%超えてはならないし、シャンプーを除き3歳以下の児童が使用する製品には使用していけない、同時に「サリチル酸 を含むため3歳以下は使用しない」旨もラベルに記載する必要がある。
このように、化粧品に含まれて良い酸はかなり低い濃度に抑えられており、 「 刷酸 」治療の要件を満たすのと程遠い。逆に言えば、化粧品を使って「 刷酸 」を行うことも、化粧品の医療効能を持たない主義と相反するし、規定以上の酸を含有している可能性もある。
一部の化粧品には低濃度の酸によって肌を清潔にしたり角質を除去したりする作用はあるが、「 刷酸 」という治療目的とが根本的に異なるので、消費者が誤解するような記載をしないように注意しましょう。